ルナ日和 ☆ 里山だより

14，15の土日に金沢に行ってきました。
102歳の先生を囲む会に出るために先約をキャンセルしての旅でした。

ラッキーなことに2日間とも梅雨の晴れ間にあたりました。
金沢は樹木の多い街で青葉がまぶしいほどキラキラしていました。

写真は会合のあった長町公民館の近くの武家屋敷跡の小道です。
この道の手前には豊かな水量の用水路があって綺麗な水が
音を立てて流れていました。

民家の後ろにちらっと見えている白いビルは北国新聞社。
金沢で一番にぎやかな香林坊の交差点ちかくです。

繁華街のすぐ後ろだというのにこの静けさ！
たまたまだったのかもしれませんが観光客は少なかったです。
最近このあたりは「武家屋の景観保存地域」とかいう指定区域に
なったらしいのでこれからはもっと観光客が往き来するのでしょう。

金沢市のほとんどは戦災にも自然災害にも会ってないそうです。
それでこんな雰囲気が残っているんですね。
良い街です。

金沢市内の県立美術館にも古九谷焼は数点ありますが
折角金沢まで来たんならと地元の友人の勧めで北陸本線の
大聖寺駅近くの九谷焼美術館に行きました。

収蔵品をゆっくり見た後でやはり友人お勧めの館内2階のカフェで
お茶を飲みました。
テラス席にしたら風の気持ちいいこと。周りの木々の葉がサヤサヤ
ひっきりなしに音を立てていました。

コーヒーを始めお茶は何種もありますが（お決まりの棒茶、新茶、極上新茶など）
私は金沢産の紅茶のセットを頼みました。
どんな紅茶かしらとテラスで待つこと15分。おそいなぁ・・・。

届いたお盆にはぐい呑みくらいの小ぶりの湯飲みに紅茶が
三口分くらい注がれて　飲み頃に冷ましてありました。
もちろん熱々の入ったポットもそえられて。

お菓子は青梅のかたちの小さな牛皮のお饅頭で
お盆には切り立てのヤマボウシの小枝がそえられていました。
葉っぱには水滴が1，2滴のってましたよ。
その清涼感といったら。
加賀流のオモテナシというわけです。

このヤマボウシの花をを添えるために外まで行ってくれていたのです。
前田利家いらいの連綿と続く加賀文化を感じました。
紅茶も美味しかったですよ。

思いつくままあちこちできるひとり旅もいいものです。
金沢周辺にはこれからも何度か行くことになりそうです。